残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

深山 791m レーダー雨量観測所 山歩き記録(7)

天台山の電波反射板の記事について「天台山の電波反射板は,水資源機構一庫ダム管理所〜深山無線中継所間の設備です」とのコメントを頂いた。

おかげで色んなことが分かりました。深山の山頂には「深山レーダー雨量観測所」があること。深山~天台山一庫ダムは直角の位置関係にあること。深山から発射され

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マイクロ波は、天台山の反射板で45度の角度で入反射して一庫のダムサイトに届くこと。そして町から良く見えている天台山の電波反射板の相方が「深山レーダー雨量観測所」であることを知りました。

大雨警報でお馴染みのレーダー雨量計であるが、現在、気象庁の全国20か所の「気象レーダー」網と、国交省の全国26か所の「レーダー雨量観測所」網の2系統のシステムがあり、気象庁のものは防災情報に、国交省では河川・ダム管理の目的で運用されているとのこと。関西では「高安山気象レーダー」「深山レーダー雨量観測所」「城が森山レーダー雨量観測所」が設けられている。

深山は大阪府の最北部、京都府との府境界に位置する北摂山系の最高峰である。最高峰ということで敬遠していたが、手軽なハイキングコースとのこと。涼しくなってからと思ったが、梅雨明けの快晴には抵抗できず、早速出かけることにした。

天気予報は猛暑日熱中症に注意!と呼び掛けている。大丈夫だろうか?気休めの計算をする。出かけるのは決めているのだが・・。

深山は標高791m。気温は100mごとに0.65℃下がるので頂上は5.0℃低い。35度の猛暑日というがこれは午後2時の最高気温。気温は1時間に1℃ずつ上がるので午前9時では5℃低い。従って、昼前の頂上の気温は25℃。随分低い。但し、下山時には要注意。ということで、しっかり準備して早めに出かければ大丈夫だろうと出発した。

国道173号を北上。能勢町の「はらがたわトンネル」を抜けてすぐに右折して2kmで登山口のるり渓ゴルフ場になる。るり渓GCは昔何度もPLAYしているので通い慣れた道だ。「はらがたわ」とは変わった名前で、気になっていたが、今度初めて調べて「たわ」=「撓んだ地形」=峠、即ち「原ヶ撓」=平らな峠のことと知った。

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登山口近くの駐車場は補修工事中。1km先のるり渓温泉あるいは近所の飲食店の駐車場になる。

登山口には「深山ハイキングコース」の大きな標柱があって、その脇に「迂回路」と記した小さい入り口がある。

立派な標柱とはアンバランスだ。本来の登山道は補修中なのだ。昨年の台風の被害が今もあちこちで見られる。

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9時15分登山口を出発。 

整備された登山道が頂上まで続いていた。

最初はゴルフコース沿いを進む。プレーの様子が間近に見える。

鹿の一家がフェアウエーを横切っていく。

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小高いピークを次々と越えながら進む。

そのうちに樹林が切れて、草原、ススキ原に変わって眺望が開ける。

登山道は最後は広い舗装道路になって山頂の広場に繋がっている。

 

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広場の手前に厳重な柵が設けられていて、

目の前に「深山レーダー雨量観測所」らしき大きなの建物、奥の方には鳥居が見えているが、簡単には入れそうにない。

山の頂上が私有地?少し焦ってしまう。

よく見ると出入りのための扉があって、そこだけは鍵がかかっていない。最初は分からなくて戸惑ってしまった。

 

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 10時40分頂上広場前に到着。

出発からの所要時間1時間25分。

文字通りのハイキングコースで息が切れるような所はほとんどない。

そして暑さ知らずだった。

広場へ入ると、目の前が「深山レーダー雨量観測所」の大きな建物。レーダードームとパラボラアンテナが物々しい。その奥に、深山神社「深山宮」の鳥居があって、一番奥の頂上に石塚が祀られている。何を祀るのだろうか?

遮るものがない360度の展望が素晴らしい。しかし、ゴルフコース、レーダー観測所、深山宮といった人工物の存在感が、深山の優しい自然を圧倒している。帰りの所要時間は1時間。登山口の時刻は丁度12時。忘れていた暑さが戻ってきた。

【工程マップとコース概要】 登山口 09:15⇒三叉路 09:50⇒深山頂上 10:40~11:00⇒登山口 12:0

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今年の梅雨明けは? 半夏生は半分白く化粧している

今年の大阪の梅雨入りは6月26日で平年に比べると19日も遅かったとのこと。梅雨入り梅雨明けは、平年値に比べて10日以上も前後することもあるとあって、予想は難しいらしい。今年の梅雨明けはどうなのだろう。近畿地方の例年の梅雨明けは7月21日頃。そろそろ頃合いだが・・。

隣家の庭の半夏生は、白い化粧は未だ鮮やかで、虫たちを誘っている。夏を迎えれば誘惑の季節は終わって、葉は化粧を止めて緑に戻るという。確かめてみよう。

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「夏越の祓い」大神神社の三連茅の輪くぐり

6月晦日で1年の半分。この日は12月の大晦日と同じ「大祓」の日で、各地の神社では「夏越の祓い」の行事「茅の輪くぐり」が行われるとTVが伝えている。茅で作られた大きな輪を八の字を描くようにくぐると、半年のつもった災いが祓われるのだという。中々絵になるニュースだ。

スサノオ命が一夜の宿の礼に授けた「厄除けの茅の輪の腰飾り」の神話に由来し、時を経て巨大な茅の輪になったのだという。中でも桜井市大神神社の「茅の輪」は3連に組まれた珍しいものとのこと。7月1週までやっているという。まだ間に合うし、夏の三輪そうめんの買い物も兼ねて出かけることになった。

平日なので奥の方の駐車場が空いていて、ここからは神社は直ぐ近い。鳥居をくぐった拝殿の前の広場に大きな茅の輪を三つ組み合わせた「三連の茅の輪くぐり」が設けられている。茅の輪はそれぞれ榊、杉、松の枝で飾られている。真ん中、右、真ん中、左、最後にまた真ん中と、見よう見まねで、作法通りの八の字に茅の輪をくぐりを済ませた。年の後半の安寧を願う。

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 神社のHPによれば、大神神社は、古来本殿を設けず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して、祭神大物主命が鎮まる背後の三輪山御神体として拝するという、社殿が営まれる以前の、原初の神祀りの様を伝えており、古社中の古社、我が国最古の神社とされるとのこと。
もう一つの目当ての三輪そうめんは、これもHPによれば、奈良時代宝亀年間(770-781)に祭神大物主命の子孫の大物穀主が、三輪の地に小麦の栽培を行い素麺作りを始めたと伝わり、当地に今も盛んな素麺作りに携わる人々は、大物主命を素麺作りの守護神として厚く敬ってきたとのこと。長い歴史があるのだ。

大神神社の周囲には、箸墓古墳崇神天皇陵、纏向遺跡など話題のスポットが目白押し。邪馬台国畿内説の中心地であり、邪馬台国の女王卑弥呼にまつわる様々な伝承の地である。神話と史実が重なり合っている。

奈良の遺跡とショッピングは下記の記事でどうぞ!

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Blog記事の更新が滞るとアクセス数に影響する? 昔の話しをすることになった(完)

46年も前の昔に関わった仕事が、ここ10年で急成長、高収益の大型ビジネスに育ったという。そんなことで、昔の研究開発のことや事業化のいきさつ、開発ネタや苦労話などを聞かせてほしいという。後輩からの依頼である。その間dramaticなできごとには事欠かない。昔し話が何かの役に立つならと引き受けた。

本社は近くの高層ビルに引っ越している。通された会議室は32階。事務室は最上階の36階であるという。勤務した16年前とは様変わりである。後輩たちも豪華な近代ビルの住人らしく何か垢抜けた雰囲気である。泥臭さが売りであったかつての社風も今は昔か。

40年余の事業の経緯を2時間で話すという次第であったが、2時間という時間が、長すぎるのか、短すぎるのか、見当がつかない。ただ話す相手は身内とあって、何とか予定の時間で話が終わった。現役の諸子からは様々な質問を受けた。その様子に頼もしさを感じる。また逆に、事業の進展を聞かされて驚くことでもあった。

ということで昔し話の準備に忙殺されてBlogの更新が滞ってしまった。久しぶりの更新である。前回の記事が5月31日(金)で今日が7月4日(木)。従って6月の1ヶ月4週間が丸々ご無沙汰ということになった。

更新が滞るとアクセス数に影響するものなのだろうか?Blog開設者としては気になるところだ。友人からは病気だったの?と心配された。これまで週に1回は記事のアップを続けてきているのだ。

アクセス数のデータをCheckしたところ、6月1か月のアクセス数と6月の週毎のアクセス数は、共に、先月に比べて増加していた。1ヶ月の更新停滞は今のところアクセス数に影響はなさそうだ。

 

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