残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

読書雑記帳 (14)罪と罰/ドストエフスキー(江川卓訳・岩波文庫)ウクライナ侵攻の日に

「罪と罰」を読み終えて日にちが経ってしまった。忘れないうちにと感想を書き始めた途端に、ロシアのウクライナ侵攻である。大国と指導者。政治体制と歴史感。地政と経済。諸々が孕むものの重大性・危険性を改めて思い知らされた。マグマは、時として正当化…

早春賦 春に角ぐむスイセン

立春を過ぎて暦の上では春。まだ寒さは続いている。東京は雪に警戒とか・。この時期walkingは、冷たい風に吹かれることが多い。そんなとき、自然に、独り言するのが"春は名のみの風の寒さや・・"の一節。立春をうたった「早春賦」は、この時期の季節感"春…