残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

読書雑記帳 (11)日の名残り/カズオ・イシグロ

「日の名残り」を読んだ。ノーベル賞作家カズオ・イシグロの代表作である。それにしても気になるタイトルである。原題は"The Remains of the Day"。美しくかつ意味深長・・。それは一日の終わりのことなのか、はたまた人生の終章のことなのか?作家は何を語…

暑さと熱気の夏が往く

久しぶりにブログを更新。暑い夏と五輪の熱気ですっかりご無沙汰となった。 珍しい二連台風がやってきて夏の暑気と五輪の熱気を道ずれに通り過ぎた。暑さも熱気も収まった。夜の寝苦しさから今朝は解放された。Walkingの足取りも軽い。気温低下の効果は絶大…

フウランが美しく咲いた 小暑末候「鷹乃学習」(7/17~7/21頃)

関西だけが遅れていたが、それでも少し早めの梅雨明けとなった。青空が広がって美しい夏模様である。しかしCorona自粛は継続中。夏の楽しみは封印されたままで晴れ々した気分には程遠い。 夏一番の美味は天然アユ。清流を目の前にしての アユ料理。絶品です…

読書雑記帳 (10)アンナ・カレーニナ/トルストイ(木村浩訳)/新潮文庫 

ロシア文学をすすめられた。カラマーゾフというが、ハードルが高そう。それで、先ずは、トルストイからにした。図書館は入館停止が続いて、貸し出しは、伝票での依頼と窓口での手渡しのリモートである。本選びもままならない。 書物や書物や文章の冒頭にある…

夏至の空にビワの実が映えています 夏至初候「乃東枯(なつかれくさかるる)」(6/21~6/25頃)

コロナ自粛が続いて外出はいつものwalkingのみ。気持ちのいい日和に街路樹のビワの木の実が鈴なりです。夏至の日差しは強いが日陰では風が涼しい。梅雨前線は未だ南の海上。本格的な雨はまだ見ない。 梅雨の季節はシロギス釣りのシーズンである。繁殖期のこ…

アジサイの季節です 芒種次候「腐草為蛍」(6/10~6/15頃)2回目のワクチン接種のが終わった

アジサイが盛りです。今年の梅雨は今のところカラ梅雨模様。梅雨明けにはまだ1か月以上。このまま平穏であって欲しいものです。芒種次候の「腐草為蛍」は蛍が飛ぶ頃の意。暑さで腐った草が蛍になると昔の人は考えたのだそうです。 2回目のワクチン接種が終わ…

読書雑記帳 (9)夜明け前(第一部・第二部)/島崎藤村

「木曽路はすべて山の中である。」の書き出しが余りにも有名な島崎藤村の"夜明け前"。一部・二部各上下合わせて文庫本4冊の長編であるが、-息を継ぐ間もなく、頁をめくるのがもどかしい-の形容が大げさでない夢心地のままに読了した。とても素晴らしか…

一回目のワクチン接種を受けた 立夏末候「竹笋生(たけのこ生える)」(5/15~5/20頃)

立夏末候「竹笋生(竹の子生える)」。"たけのこ"は夏の季語だそうです。季語は季節を先取りするイメージ。なのに3~4月が旬の竹の子が夏の季語とは意外でした。 昨日は一回目のワクチン接種の日。曇り空の中を接種会場へ出かけた。保健センターの入り口…

サクランボが色づいた 立夏初候「蛙始鳴」(5/5~5/9頃)夏の始まりです

立夏を迎えて夏がスタートです。しかし二年続けての自粛連休。五月晴れの気分とはいかない。おまけに、連休前に図書館に行くのを忘れてしまった。 キス釣りはシーズン入り。しかし、釣り場は県境超えになるのでお預け。ワクチン接種の予約の受付が始まった。…

読書雑記帳 (8)嵐が丘/エミリー・ブロンテ

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」を読んだ。モームが世界十大小説に選んでいる超有名作品。魅力的なタイトルに誘われて読み始めたのだが、噛み応え十分、ブロンテが自在に繰りだす愛と復讐の世界に翻弄されることになった。 イングランド北部ヨークシャー地方…

読書雑記帳 (7)膨張宇宙の発見/M.バトゥーシャク著

20世紀の初頭までは、宇宙は、即ち「天の川銀河」であるとされていた。W.ハーシェルは、恒星の位置や明るさを観測して、天の川銀河の星々は、円盤状に集合した構造をしており、太陽がほぼその中心に位置していることを示した。1800年頃にハーシェルが描い…

清明次候(4/9~4/13頃)「鴻雁北」 

爽やかな春の日のWalkingです。風と日差しが気持ちいい。春分から清明へ。72候では「鴻雁北(冬鳥が北へ帰るころ)」とある。 季節の主役は桜から若葉へ。 ケヤキの若葉が鮮やかです。 遅咲きの山桜が最後の華やかさです。 クヌギの芽吹きが始まっている。 …

読書雑記帳 (6)ビッグバン宇宙論(上・下)/サイモン・シン

サイモン・シン著「ビッグバン宇宙論」を読んだ。素晴らしい内容でおススメです!誰もが知っている「ビッグバン宇宙論」。それが確立されるまでの歴史と背景にある理論が分かり易く説明されています。 ビッグバン宇宙論(上・下)/サイモン・シン(青木薫訳…

絶好の日よりのWalkingと花巡り/源平枝垂れ桃・ミツマタ

気持ちのいい青空です。飛行機雲が出るときは天気が下り坂とのこと。 今日は絶好の天気。Walkingと花巡りに出かけることにした。 登山シューズとストックで足元を固めて出発。 白花と赤花が鮮やかな「源平枝垂れ桃」が隣家の塀越しに見えている。 紅白の咲き…

読書雑記帳 (5)誰もが楽しく有益に読むことができる書物とは・・/読書案内・世界の十大小説・月と六ペンス・人間の絆/W.サマセット・モーム

サマセット・モームが「読書案内(BOOKS AND YOU 1940)」の中で、この本を書いた理由を、「過去の文学者たちの偉大な遺産を前に途方にくれている一般読者のため に、誰もが、楽しく、かつ有益に読むことができるような、書物のリストを提供することにあった…

啓蟄次候(3/10~3/14)「桃始笑」

啓蟄の次候は「桃始笑(=桃の花が咲き始めるころ)」とある。季節の変わり目の天候は相変わらず不安定。一進一退を繰り返しているが来週は春分。春本番間近になった。 我が家ではサクランボが開花した。 枝先まで蕾がついて例年になく花の数が多い。 収穫に…

読書雑記帳 (4)蛍川・青が散る/宮本輝

人気の作家宮本輝。小説の類は苦手の小生ですが、流石にいくつかは読んでいる。「蛍川」と「青が散る」は特に印象深い作品です。「蛍川」は私のふるさと富山が舞台。「青が散る」は自分も経験した学生時代の運動部が舞台。ということでとても身近に感じる2…

雨水初候(2/19~2/23) 三寒四温・シクラメン・ウグイスの初鳴き

2021.2.21. 春本番を思わせる陽気になった。遠くの山々が霞んでいる。三寒四温というが、極端な温かさと急な寒波の繰り返しに驚かされる。鉢植えのシクラメンが次々と花梗を伸ばして朝日に輝いている。 ウグイスの初鳴きの時期である。その年に最初に鳴き声…

読書雑記帳 (3)葬送・日蝕・マチネの終わりに/平野啓一郎

難解と聞く平野啓一郎さんの著作です。三冊を図書館に予約。どんな内容?難解とは?読書新参者には興味深々です。 「ページをめくる手が止まらない」小説ではなく、「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説。その中…

大寒初候 今年の冬あれこれ

七十二候が大寒初候「款冬華(ふきのはなさく)」(1/20~1/24頃)になった。 「款冬」はフキのことでフキノトウが芽吹くころとある。 当地での盛期は2月末から3月初めになる。 写真は2018.3.15.のもの。少し薹(トウ)が立ち始めている。 今シーズンは早々…

読書雑記帳 (2)怒りの葡萄・赤い月・夜と霧

私が利用している図書館です。自宅から徒歩5分で便利です。読書雑記帳は、独断と超理解による、自分のための、備忘印象メモです:Just to be sure! 「怒りの葡萄」「赤い月」「夜と霧」は、図書館が年末年始の長期休館になるので纏めて借りた本の中の3冊…

読書雑記帳 (1)ニューノーマル

読書の時間が急増した。 Covid-19の出現によって、当たり前であった日常が、ウイルスとの隔離性という、思いもよらない視点で選別されることになった。不都合なものは排斥され、そうでないものは維持・選好される。かくして新たな日常「ニューノーマル」が生…

2021年元旦 DXリモートで初日の出 本栖湖竜神池のダブルダイヤモンド富士

元日の朝。何時だろうと枕もとのリモコンを探ってテレビをつける。番組はいつもと違って、正月の特番。本栖湖竜神池のダブルダイヤモンド富士を放送するという。初日の出の中継である。快晴で大丈夫な様子。縁起のいい目覚めである。 日の出時刻は午前8時。…

2020年大晦日

雪の大晦日になった。積雪は5㎝。初雪の時より多い。それでも、雪は、道路にはなくて、植木・草地・屋根・構築物の上だけだ。地表では、まだ蓄えられた熱が雪を解かす。積もるには地表からの絶縁がいるのだ。本格的な寒さはまだ先だ。 公園では雪だるま・凧…

冬至 一陽来復

いつもはセキ立てられる年賀状の準備が晦日まで10日も残して完了。投函までも終わってしまった。 例年あれこれ悩むデザインが「アマビエ」と「一陽来復」のコラボであっさり決したせいもある。 今年の定番。ありきたりすぎるかな? 今日は冬至。またの名を…

初雪

二十四節季「大雪(雪が盛んに降りだす頃)」。今年は珍しく節季に合わせて寒波襲来。時ならぬ大雪に車が大渋滞とテレビが報じている。当地でも今朝は初雪となった。 年内の積雪はめったに見られない。暖冬続きで近年は積雪自体が珍しくなっている。長期予報…

七十二侯第六十「橘始黄」 ユズが黄色く色づいている

黄色い果実が小春日和の朝の光に輝いている。12月初旬12/2-6は七十二侯第六十侯『橘始黄』<橘の実が黄色く色づき始めるころ>とある。季節は進んで冬の入り口。穏やかな日和である。 柑橘類はとても身近な果物だが、種別はとなると判然としない。「柑」は甘…

フウ(楓)の紅葉と北摂山系の深山・剣尾山・高岳

晩秋の日差しが木々や落ち葉を美しく照らしている。道をいっぱいに敷き詰めた落ち葉が乾いた音を立てる。いつもと違う散歩コースで美しい風景に出会った。 立派な姿の木々がで立ち並んでいる。住宅地の外縁を巡る遊歩道沿いに植栽されている。造成から50年余…

5か月ぶりのBlog更新

Blogの更新が滞ってしまった。前回の記事が6月なので5か月になる。梅雨の長雨とCovid-19のせいにしているが、本当のところは、怠け心が優勢ということ。継続には強い心が必要だ。Blog途絶の危機にある。 秋晴れが続くうちに立冬。はやくも冬の入り口である。…

夏至の日食  Covid-19症候群にならないように

夏至の今日は梅雨の中休み。朝からの快晴で夕方の部分日食が拝めるかと期待した。ところが夕方には一転一面の曇り空になってしまった。 薄い雲を通して太陽は見えているが日食は無理。結局観測はできないで終わった。 梅雨の中休みは明日も続くとのこと。穏…