残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

永田和宏著「あの胸が岬のように遠かった」のこと

ブログの更新が50日も滞っている。自分としてはこのままフェイドアウトにするつもりはない。理由は極度の繁忙のためで、なかなか記事を書く気分にはなれないでいる。この年にして”仕事上の繁忙”である。有難いというべきか?

今朝の新聞の書評欄に「あの胸が岬のように遠かった(永田和宏)」の紹介があった。NHKでドラマ化されたことや意味深な表題に、なんとなく、関心を持っ特に、表題については、自分も含め、誰しにも重なることかもと想像したりしていた。尤もドラマは見損なったが・・。

そんなことで、著者には「タンパク質の一生」や「近代秀歌」といった話題になった著作が多いことを知った。早速図書館へ出かけることにする。

晩春の味覚 京都西山大枝の京タケノコ

春は足早というが、4月は早や月末。芽吹きの色にぼんやりと笑っていた山は、すっかり鮮やかな緑に変わった。若葉の山々は夏を迎える気配に満ちている。

ブログ記事の更新が途切れている。何とか繋がねばとPCに向かう。ネタがない訳ではない。桜のこと、ワラビ採りのこと、若葉のこと、春は春らしい話題を振りまいて過ぎていく。しかし5年目のブログは、季節も5巡目。同じ話題の繰り返しから新しい記事を書くのはむつかしい。同じ話題からはマンネリ記事しか生まれない。

戦争と平和トルストイ)」を読み始めた。厚めの岩波文庫で6冊。ボリュームたっぷりでようやく4冊目を読み終えた。朝夕1時間位でのんびり読むと週一冊のペースになる。小説は予想外にも戦記物。1812年のナポレオンのロシア侵攻を描く。

攻守を反転して、フランス皇帝ナポレオンをプーチン大統領に、ロシア皇帝アレキサンドルをウクライナのゼレンスキー大統領に読み替えると、現下のロシアのウクライナ侵攻戦争にぴったりと嵌って見えてくる。皮肉であるし面白くもある。戦場は現在のベラルーシである。全部読み終えての感想はどんなことになるのかが楽しみである。

京都西山大枝は我が家からは近い。名高い京タケノコの産地である。例年この季節には買い求めている。道路沿いの売店に土の付いた朝堀リの筍が並べられている。

 

花冷えの年度替わり

3月31日はかねて予約の認知機能検査の受診日。75歳以上の高齢者に、免許更新のごとに、認知機能の検査が義務つけられるようになって、2回目の受診になる。先ずは、今日が"2022年3月31日の木曜日"であることを忘れないようにと、言い聞かせながら、会場の豊中自動車教習所へむかった。

検査は、いつも出題されるという"今日は何年何日何曜日ですか?"から始まって、認知機能をテストする"時間の見当識・イラスト記憶・時計描画"の3項目について、約30分の検査が行われた。

問題自体は他愛もないのだが、検査の成績次第で、後日の高齢者講習が、2時間コースか3時間コースに振り分けられるとのことで、真剣にならざるを得ない。久しぶりに緊張の試験になった。

普段は車なので、久しぶりに電車での移動であった。通勤で通いなれた道中なのだが、駅の階段、ホーム、エスカレーター、全てが危なっかしく、危険を感じる。年齢と衰えを痛感。駅の窓口に長い行列ができていた。今日は3末。明日からは新年度。定期券の購入の行列と気が付いた。年度末のことなど、今やすっかり意識から消え去っている。世の中との疎遠を気付かされた。

4月1日の今日は一転して快晴。しかし、冷たい風が強く吹いている。春先は天気が不安定。今日の天気はまさしく花冷え。妙見山麓ひかり谷のヤマザクラが美しい。

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