残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

高岳(720.7m)へ出かけたが登頂は 断念となってしまった

2019.11.2. 絶好の快晴である。こんな日を逃すことはない!と、予て計画の高岳登山に出発した。高岳は、大阪・兵庫の府県境に位置する堂々とした山容が魅力的な北摂山系を代表する山である。難易度のランクは中級。登りたい山だが、少し不安もある。高岳は難関としていた目標なのだ。登頂したい気持ちと、大丈夫だろうかという気持ちが半々の出発である。

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関西電力猪名川変電所から、猪名川不動尊に向かう道路に入ると、すぐに広い駐車スペースがある。不動尊までは車で行けるというが、悪路を無理することはない。舗装の壊れた車道を徒歩25分で猪名川不動尊に到着した。

台風被害のせいだろう、広い境内には大きな石が散乱したままで、お堂の一部は土砂に埋まって壊れている。登山道は大丈夫だろうかと思ってしまう。

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登山口は境内の手前に見つかった。石ころ道を過ぎて、山道に入ると 直ぐに分かれ道。関電の管理道路と高岳への分岐である。標識に助けられる。更に進むと、登山道を斜めに横切る小さい露頭が現れた。岩が露出して道を塞いでいる。

露頭の段差は50㎝足らず。普通の登山者には何でもないが、超高齢者の小生には難関である。掴まるような木などもないし、片側は谷川で崖になっている。

思い切って進めば何とかなりそうである。しかし、足を滑らせるか、バランスを崩す可能性はないとは言えない。ここで、登頂は断念となってしまった。出かける時から気持ちで負けているし、何よりも安全第一なので、これは仕方がない。高齢登山故になお更のこと、事故など起こすことがあってはならない。

今回は、南の兵庫県側からの、一般的とされる、ルートであったが、ルートはほかにもあるので調べることにしよう。リベンジ登山を果たしたいものである。