年明け快晴の森町公園です。美しい青空に子供たちの凧が高く舞っています。穏やかな気持ちの良い年の始まりです。この一年が良い年であることを願う。

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帰宅して実業団駅伝のテレビの続きを見る。レースは終盤の5区。今年は苦戦するかなと思いながら途中でWalkingに出かけたのだが、粘り強くトップ争いを演じている。そして6区での鮮やかな逆転劇。4連覇の駅伝日本一である。MGC出場者ゼロの悔しさを晴らした。まだまだ続くオリンピック予選に期待をしよう。

 

富士は不死。鷹は高み。茄子は成す。語呂を合わせて「一富士二鷹三茄子」は縁起のいい初夢という。何時かあやかることはあるのだろうか。

ところがこの新年。初夢ならぬ、三つのめでたい正夢に恵まれることになった。しかも、世界一。日本一。業界一。三冠の快挙。我が意を得たりの正月になった。もちろん自分のことではない。かつての勤務先の後輩たちの活躍である・・。新年早々の自慢話だが、目出度さに免じてお許しあれ。

一つ目はLIBの発明者吉野さんのノーベル化学賞受賞。説明不要の文句なしの世界一です。皆が長年応援し待ち望んだ受賞が実現。かつての同僚のはしくれとしても受賞は嬉しく誇らしいことでした。二つ目は、本日達成の実業団駅伝日本一。鮮やかな逆転劇でした。そして三つ目は、ややローカルな業界ネタの人工皮革ラムースの繊研合繊賞グランプリ受賞です。昨年末後輩からのメールで知った。新聞記事によれば、業界紙繊研新聞社が2019年の最も優れた合成繊維技術として選出したもので、技術の革新性、環境対応の先駆性及び車内装材としての市場拡大を評価してのこととある。自身が関わった仕事でもありその評価は嬉しいことであった。

続けざまの三冠の受賞に"こんなことがあるのか!"と驚かされた。かつて勤務した古巣での素晴らしい出来ごとである。その一つ一つに人々の思いが秘められている。40年余を過ごした古巣は、遥か遠い昔のことである。しかし何かを生み出す心は今も受け継がれているに違いない。老兵としては後輩諸氏の活躍を願うのみだ。

今日、組織と人々を取り巻く状況や関係性は、様変わりに、複雑で厳しく難解である。社会にとっての中心の課題はやはり新技術の創出であるという。しかし、それを阻害する要因や難題に満ちている。それらを振りほどいて進まなければならない。

個人の着想が新技術の始まりである。優れた着想を大切にして、皆がそれを慈しみ、力を合わせて、育てなければならない。しかし、それだけではゴールには届かないだろう。何が必要なのだろう。何がゴールに導くのだろう。才能?努力?愛情?時間?資金?幸運?奇跡?・・そして三冠は?。