ウグイスの初鳴きがありました
今にも降り出しそうな朝の曇り空である。そんな中でウグイスの初鳴きがあった。今年の初鳴きは、最初から「ホーホケキョ」とずいぶん元気がいい。例年初鳴きは「チャッチャッ」と地なきから始まって、少しづつ上手になって、さえずるようになる。どこかで練習を済ませてきたのかも・・。
京都気象台のウグイスの初鳴き日の平年値は3月1日。例年よりも1週間早い。先日のタンポポの開花が2カ月、ヒバリの初鳴きが1か月、それぞれ例年より早かったのに比べると、ウグイスの1週間はまともなほうということになる。今年の季節の歩みはすべてが速足でやってくる。
ウグイスの初鳴きに元気をもらってWalking出かけた。曇り空は雨に変わっている。冷たい細かい雨の中を傘をさして歩く。暖冬とは言え2月の雨はそれなりに冷たい。公園の高台の東屋で雨宿りの一息をつく。六甲も北摂も山々は厚い雨雲に覆われて姿は全く見えない。雨はすっかり本降りになった。傘を打つ雨粒が音を立てている。
雨の土曜日はさすがに行違う人もまばらだ。道路の向かい側の履正社のグランドから急に元気な掛け声が響いてきた。練習試合のプレーボールがかかったのだ。選抜出場が決まった履正社には夏春連覇がかかっている。雨の中でも球児たちは元気だ。
ヒバリの初鳴き 2月のアイビー
暖冬傾向が優勢のまま冬が過ぎそうです。今朝はヒバリの初鳴きを聞いた。曇り空に高く羽ばたきながら元気な鳴き声をふり撒いている。京都気象台の観測記録によれば、平均の初鳴き日は3月21日。2月15日の初鳴きは1か月以上も早く、1953年の観測開始以来最早の記録に当たります。ヒバリも今年の暖冬を感じている。なぜか大阪管区気象台では観測対象になっていないようです。
水植えして3カ月のアイビーです。枝先に小さい葉を次々につけながらツルを少しづつ伸ばしています。こちらのほうも春を感じ始めている様子。
となると気になるのがウグイスの初鳴き。平均の初鳴き日は3月1日。そろそろタイミングです。目覚まし代わりの鳴き声をそのうち聞かせてくれるでしょう。
立春寒波
このまま春かと思われたが、立春を迎えて寒さがやってきた。今冬初めてネックウオーマーをつけてのWalkingになった。北風が強い。青空に薄墨色の雪雲があちこちに浮かんでいて、時折、細かい雪をちらつかせる。北風に吹きちぎられてやってきたのだろう。先日は開いていたタンポポの花もしっかり閉じている。
それでも本格的な寒さとは程遠く、ウインドブレーカーで十分、ダウンジャケットの出番はないままだ。予報では、来週には暖気が戻るという。申し訳程度の短い寒波ということなのか。
しかし、一夜明けた今朝は氷が厚く張っている。
快晴無風。北風が収まっての放射冷却のせいだろう。
今朝の気温は-5℃で今季の最低気温とのこと。
冬はまだまだ頑張っている。これから積雪も見ることはあるのだろうか。
タンポポの開花 今年は観測史上最も早い開花日となった
Walkingコース脇の斜面にタンポポが開花しているのを見つけた。枯草の中に黄色い花がひと際目立っている。ガク片(総苞片)が閉じてしっかり花を支えている。日本タンポポに間違いない。西洋タンポポはガクが開いて片は下向きに反り返る。違いがはっきりしているので簡単に見分けることができる。
最近は、西洋タンポポが増えて、在来の日本タンポポを見ることが少なくなっているという。
環境省では西洋タンポポを「生態系被害防止外来種」に指定している。
開花日が気になったので、気象庁の生物季節観測データベースを検索。大阪管区気象台で、2020.1.28.にタンポポの開花を観測とあった。タンポポの開花日は観測対象になっているのだ。そして、たまたま1日遅れで当地でも開花を観測したことになる。
タンポポの開花日の観測は、1953年から行われていて、記録によると、2018年までの65年間の平均の開花日は3月21日、最も早い開花日は2016年の1月28日、最も遅い開花日は1984年の4月17日である。ちなみに、直近10年間の平均の開花日を計算すると2月22日となった。開花日はずいぶん早くなっている。
今年の開花日の1月28日は、過去65年の平均日よりも2カ月近くも早く、これまでの記録に並んで、過去最も早い開花日ということになる。最近の10年間の平均に比べても1カ月も早い。今年の開花は異常に早いのだ。
気象庁のデータによれば、大阪の1月の平均気温(日平均気温の月平均値)は、今年2020年が8.7℃(~29日)であるのに対して 2015~2019年5年間の平均が6.12℃、その間の最高が6.8℃、最低が5.0℃である。今年の暖かさが際立っている。タンポポの早い開花も、近年の早期化傾向に加えて、今年の暖冬に影響されているのだろう。