残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

腰痛が消えた!  論より証拠?「後ろ向きウオーキング」

ウオーキングをしていると色んな歩き方を見かける。両手にペットボトル、腕の大振り、腕の抱え込んだスパーリング型、大股歩き、速足歩きなどなど。効果アップを狙ってのことだろう。中でも気になるのは「後ろ向き歩き」。窮屈そうで、恰好は良くないし、とても違和感がある。自分は一寸やれないなと思っていた。

ところが先日玄関を出たとたんに「後ろ歩き」ウオーカーの方に出くわした。歩く方向は同じなので、顔を見合わせながら進むことになる。そのままでは気まずいので話しかけた。「おはようございます!後ろ歩きはどうですか?・・」。

その方が曰くに、腰の具合がとても良くなって、家内や友人にも勧めたが、皆とても効き目があると言っている。お宅もやってみたらどうですか?とのことだ。

現役の頃は年に何回かはひどい腰痛で寝込んでいた。ウオーキングの効果があるのか定年後はひどい腰痛は起こらなくなった。ただ、洗面時や掃き掃除など中腰の前かがみの時に背中と腰の境目の真ん中付近が痛む。酷くはないが慢性的だ。それと、右わき腹から腰にかけても軽い腰痛がある。これも慢性的だ。日常や運動に支障はないが気にはなる。腰痛にはそれなりに悩まされてきた。

ということで、早速やってみることにした。様子が分からないが取りあえず、その日のウオーキング中に、後ろ向き歩き30歩を1セット、×10セットで300歩をやってみた。初めはぎこちないがしばらくすれば慣れてくるし足への負担も感じない。ウオーキングのコースは広い歩道で人通りが殆どなくて安全だ。人の姿が途切れたのを見計らってやれば、ぶつかる心配もないし、気にすることもない。

さてその効果だが劇的ともいうべきか!その日のうちに背中と腰の境目の真ん中のいつもの痛みは消えてしまった。そして次の日の洗面時や掃除機かけでも痛みは起こらなくなった。記事を書いている今は3日目なのでもう少し様子を見ないと断言するのはどうかと思うが、不思議なほどの効果はどうしたことなのだろう?

普通に歩くことで鍛えられる筋肉は、太ももの前側の筋肉(=大腿四頭筋)とすねの裏側の筋肉(=ふくらはぎの腓腹筋)なので、足の筋肉は膝から上は前側が強くなり、膝から下は後ろ側が強くなるというように偏ってしまう。一方、後ろ歩きをすると、逆に、太ももの後ろ側(=大腿二頭筋やその上にある大殿筋)や、すねの前側(=前脛骨筋)が鍛えられて、バランスが良くなって、膝痛や腰痛などの症状が軽減するという。

というような解説が多い。ただ、僅か300歩の”後ろ歩き”で、すぐに効果があったことから、逆側の筋肉が鍛えられたというような実感はない。何か変わったのだろうがよく判らないままで半信半疑。論より証拠?とにかく腰痛が消えた!

後ろ歩きを始めてから今日で1週間になった。”背中と腰の境目の真ん中”の痛みは消えたままで効果が続いている。もしかしたら本物かもしれない。但し、右わき腹から腰にかけてのシコリ様の腰痛は残っている。腰痛が全部なくなったという訳ではないが改善されたことは今のところ確かだ。気を付けながら続けてみよう。