残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

美山川のアユ 今年も全国味比べで準グランプリでした! 

入荷が少なくなってきたので、今年のあゆ料理はそろそろお終いですとのことで、早速出かけることにした。今年は京都美山の「沈川楼」にした。「かやぶきの里」から美山川を少し遡った川沿いの料理旅館です。目の前を流れる美山川がアユの名所。

初夏から初秋にかけて友釣り師で賑わうこの川のアユの味は、全国の自慢のあゆが塩焼きの味を競い合う「清流めぐり利き鮎会」で準グランプリを4回も受賞するほどの折り紙付き。芦生の原生林を源流とする美山川の美しい清流がアユを育てるといいます。

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「かやぶきの里」は蕎麦の白い花に囲まれて観光シーズンの真っ盛り。観光バスが何台も止まっていて、観光客の中国語が賑やかに飛び交っています。

「沈川楼」はここから3km上流。この辺りになると観光客も少なく静かです。

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外観は少し古びた感じですが、ロビーも食事処もとてもきれいです。

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食事処は和室のテーブル席。縁側からは、小さい庭と谷川の流れが見えています。

夏限定の昼食メニューから「天然鮎ミニ会席」と「天然鮎御膳」を注文しました。

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ミニ会席;お造りと甘露煮に〆のあゆ雑炊など6品とデザート。塩焼き鮎は1匹ですが大きいです。

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あゆ御膳;アユの炊き込みご飯とそうめんに味噌汁付き。こちらは塩焼き鮎が2匹。

焼きたてアツアツの塩焼き鮎。身は骨からポロリと外れてホクホクです。しっかり詰まったタマゴも美味しいです。絶品の天然アユ。ごちそうさまでした!

 

「清流めぐり利き鮎会」は、全国の清流が美しく保たれることを願っての活動で、四万十川の清流に因んで、毎年秋に、高知で開催されるアユの塩焼きの味を競う大会です。"美しい清流が美味しいアユを育てる"がconceptなのです。全国の釣り師から、50河川、2,000匹もの自慢のアユが送られてくるといいます。

今年の「利き鮎会」でも美山川は見事に準グランプリに輝いていました。成績の一覧表は次の通りです; www.city.gujo.gifu.jp/life/docs/kikiayukekka.pdf

美山川の天然アユ料理は「美山町自然文化村河鹿荘」もお勧めです。「河鹿荘」は美山川を挟んで「沈川楼」の対岸になります。