残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

梅雨明け10日 夏の半夏生

梅雨明けを待っていたかのように猛暑日がやってきた。梅雨明け10日は今年も健在。暑さはしばらく続くという。

ウオーキングも今日からは夏支度。つばの広い日よけ帽。半ズボン。ポケットに300ccのペットボトル。濡れタオルを首に巻けば万全。暑さ知らずで快適だ。そして今日の楽しみは、夏には化粧を止める、という半夏生の観察。カメラを持って出かけた。

半夏生は、全身がすっかり緑に変わっていた。半分白く化粧した梅雨時の風情とは全くの別人である。全体が緑のモノトーンで平凡な姿は味気ない。虫たちにとっても同じなのだろう。彼らを惹きつけるためにと、梅雨時には、自らの葉を白い花弁に似せる鮮やかな変身を見せているのだ。驚かされ、また、納得させられる。

花弁の代役を終えた白い葉は、慌ただしく葉緑素で満たされて、今は、夏の光を受け止めて、ひたすら栄養分を合成している。半夏生はどくだみの仲間の多年性落葉草本である。夏は地下茎を伸ばし、落葉と冬越えに備える時である。

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