残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

いつもの同級会が新年会になった

関西在住の学部同級生の新年会である。9名参加。体調不良にて欠席1名。中々全員参加とはならない。場所は平野町。久しぶりに御堂筋を歩いた。この時期の日暮れは早い。街灯とビルの光が美しく輝き始めている。昔が懐かしい。

集まった者のプロファイル。昭和141939年生まれ。昭和1612月日米開戦。昭和208終戦。昭和21年4月小学校入学。昭和27年3月小学校卒業。昭和27年4月平和条約発効。小学1年から6年まで全てが占領下。純粋な占領下教育世代である。国のありようなどに、それぞれに特別な意識を持っている気がする。

80歳。みんな元気だ。ほとんどが仕事をしている。生涯仕事と言うもあれば、技を極めた趣味人やセミプロ域の著作家もいる。気ままな自由人がいれば経営者もいる。あるものは世界一周に出かけるという。今夜一番の話題となった。ご夫妻での3カ月の船旅という。道中の恙なきこと、土産話が楽しみということになった。多士済々。それでいて齟齬はない。同じバックグラウンドのせいだろう。いつまでも息災でありたいものだ。

最新の簡易生命表(平成30年)によれば、我々の現在の平均余命は、男性は約8年、女性は約11年。従って、現時点での平均寿命は男性が88歳、女性が91歳ということになる。大まかな計算によれば、80歳の者が、平均寿命に達するのは、現存者の約半数。言い換えれば、半数のものは、平均寿命に達せずに死亡することになる。

余命の受け止めは人それぞれであろう。3年前に同じことを書いた時の私の感想は〝死はまだ遠い先のことのように思われる"であった。光陰矢のごとし。"のんびりはできない"が現在の心境である。心境の変化に3年の年月の短さを思い知る。

料理は"うなぎ会席"。うざく・白焼き・きも吸い ・ うまき ・うな重・その他小鉢にアルコール。お代7,000円也にて老舗の味を堪能した。二次会は喫茶店。そして散会となった。

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