残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

読書雑記帳 (6)ビッグバン宇宙論(上・下)/サイモン・シン

サイモン・シン著「ビッグバン宇宙論」を読んだ。素晴らしい内容でおススメです!誰もが知っている「ビッグバン宇宙論」。それが確立されるまでの歴史と背景にある理論が分かり易く説明されています。 ビッグバン宇宙論(上・下)/サイモン・シン(青木薫訳…

絶好の日よりのWalkingと花巡り/源平枝垂れ桃・ミツマタ

気持ちのいい青空です。飛行機雲が出るときは天気が下り坂とのこと。 今日は絶好の天気。Walkingと花巡りに出かけることにした。 登山シューズとストックで足元を固めて出発。 白花と赤花が鮮やかな「源平枝垂れ桃」が隣家の塀越しに見えている。 紅白の咲き…

読書雑記帳 (5)誰もが楽しく有益に読むことができる書物とは・・/読書案内・世界の十大小説・月と六ペンス・人間の絆/W.サマセット・モーム

サマセット・モームが「読書案内(BOOKS AND YOU 1940)」の中で、この本を書いた理由を、「過去の文学者たちの偉大な遺産を前に途方にくれている一般読者のため に、誰もが、楽しく、かつ有益に読むことができるような、書物のリストを提供することにあった…

啓蟄次候(3/10~3/14)「桃始笑」

啓蟄の次候は「桃始笑(=桃の花が咲き始めるころ)」とある。季節の変わり目の天候は相変わらず不安定。一進一退を繰り返しているが来週は春分。春本番間近になった。 我が家ではサクランボが開花した。 枝先まで蕾がついて例年になく花の数が多い。 収穫に…

読書雑記帳 (4)蛍川・青が散る/宮本輝

人気の作家宮本輝。小説の類は苦手の小生ですが、流石にいくつかは読んでいる。「蛍川」と「青が散る」は特に印象深い作品です。「蛍川」は私のふるさと富山が舞台。「青が散る」は自分も経験した学生時代の運動部が舞台。ということでとても身近に感じる2…

雨水初候(2/19~2/23) 三寒四温・シクラメン・ウグイスの初鳴き

2021.2.21. 春本番を思わせる陽気になった。遠くの山々が霞んでいる。三寒四温というが、極端な温かさと急な寒波の繰り返しに驚かされる。鉢植えのシクラメンが次々と花梗を伸ばして朝日に輝いている。 ウグイスの初鳴きの時期である。その年に最初に鳴き声…

読書雑記帳 (3)葬送・日蝕・マチネの終わりに/平野啓一郎

難解と聞く平野啓一郎さんの著作です。三冊を図書館に予約。どんな内容?難解とは?読書新参者には興味深々です。 「ページをめくる手が止まらない」小説ではなく、「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説。その中…

大寒初候 今年の冬あれこれ

七十二候が大寒初候「款冬華(ふきのはなさく)」(1/20~1/24頃)になった。 「款冬」はフキのことでフキノトウが芽吹くころとある。 当地での盛期は2月末から3月初めになる。 写真は2018.3.15.のもの。少し薹(トウ)が立ち始めている。 今シーズンは早々…

読書雑記帳 (2)怒りの葡萄・赤い月・夜と霧

私が利用している図書館です。自宅から徒歩5分で便利です。読書雑記帳は、独断と超理解による、自分のための、備忘印象メモです:Just to be sure! 「怒りの葡萄」「赤い月」「夜と霧」は、図書館が年末年始の長期休館になるので纏めて借りた本の中の3冊…

読書雑記帳 (1)ニューノーマル

読書の時間が急増した。 Covid-19の出現によって、当たり前であった日常が、ウイルスとの隔離性という、思いもよらない視点で選別されることになった。不都合なものは排斥され、そうでないものは維持・選好される。かくして新たな日常「ニューノーマル」が生…

2021年元旦 DXリモートで初日の出 本栖湖竜神池のダブルダイヤモンド富士

元日の朝。何時だろうと枕もとのリモコンを探ってテレビをつける。番組はいつもと違って、正月の特番。本栖湖竜神池のダブルダイヤモンド富士を放送するという。初日の出の中継である。快晴で大丈夫な様子。縁起のいい目覚めである。 日の出時刻は午前8時。…

2020年大晦日

雪の大晦日になった。積雪は5㎝。初雪の時より多い。それでも、雪は、道路にはなくて、植木・草地・屋根・構築物の上だけだ。地表では、まだ蓄えられた熱が雪を解かす。積もるには地表からの絶縁がいるのだ。本格的な寒さはまだ先だ。 公園では雪だるま・凧…

冬至 一陽来復

いつもはセキ立てられる年賀状の準備が晦日まで10日も残して完了。投函までも終わってしまった。 例年あれこれ悩むデザインが「アマビエ」と「一陽来復」のコラボであっさり決したせいもある。 今年の定番。ありきたりすぎるかな? 今日は冬至。またの名を…

初雪

二十四節季「大雪(雪が盛んに降りだす頃)」。今年は珍しく節季に合わせて寒波襲来。時ならぬ大雪に車が大渋滞とテレビが報じている。当地でも今朝は初雪となった。 年内の積雪はめったに見られない。暖冬続きで近年は積雪自体が珍しくなっている。長期予報…

七十二侯第六十「橘始黄」 ユズが黄色く色づいている

黄色い果実が小春日和の朝の光に輝いている。12月初旬12/2-6は七十二侯第六十侯『橘始黄』<橘の実が黄色く色づき始めるころ>とある。季節は進んで冬の入り口。穏やかな日和である。 柑橘類はとても身近な果物だが、種別はとなると判然としない。「柑」は甘…

フウ(楓)の紅葉と北摂山系の深山・剣尾山・高岳

晩秋の日差しが木々や落ち葉を美しく照らしている。道をいっぱいに敷き詰めた落ち葉が乾いた音を立てる。いつもと違う散歩コースで美しい風景に出会った。 立派な姿の木々がで立ち並んでいる。住宅地の外縁を巡る遊歩道沿いに植栽されている。造成から50年余…

5か月ぶりのBlog更新

Blogの更新が滞ってしまった。前回の記事が6月なので5か月になる。梅雨の長雨とCovid-19のせいにしているが、本当のところは、怠け心が優勢ということ。継続には強い心が必要だ。Blog途絶の危機にある。 秋晴れが続くうちに立冬。はやくも冬の入り口である。…

夏至の日食  Covid-19症候群にならないように

夏至の今日は梅雨の中休み。朝からの快晴で夕方の部分日食が拝めるかと期待した。ところが夕方には一転一面の曇り空になってしまった。 薄い雲を通して太陽は見えているが日食は無理。結局観測はできないで終わった。 梅雨の中休みは明日も続くとのこと。穏…

「超過死亡率」のことが報じられた  Covit-19 ファクターXが解明されるかも?

今朝のテレビで「超過死亡率」ということを報じていた。初めて耳にする言葉であるが、その重要さはすぐに理解できる。知る限りあまり論じられていない。ネットで調べると一斉にこのことが報じられている。 我が国の感染者数の不思議について「ファクターX」…

立夏を迎えたCovid-19  「綺麗」の国の生活文化

今年の立夏は5月5日。夏の始まりの日です。24節気の立夏は5日から19日まで。夏を迎えてかCovid-19ウイルスの脅威は減退。当地大阪もようやく自粛要請も緩和の方向となった。しかし常にウイルスを意識しないといけない"新たな日常"が始まるという。かつ…

新緑のユリノキとクスノキの紅葉が鮮やかです  Covid-19自粛延長

爽やかな5月の青空とは裏腹に自粛延長の曇り空が続きます。気分が晴れないままにブログの更新も途切れてしまった。何とか続いてきた週1回の更新が途切れたのだ。自らの自由を律することの息苦しさ故のことか。そんなことにはお構いなくWalkingコースの自然…

PCの下取りサービスも営業停止になりました Covid-19の影響です

家族のPCが故障して、新しいものを購入して1ヶ月になる。快適に動いて満足とのこと。スペックはCeleron/8GB/500GBの最廉価品だがファミリーユースには十分なのだ。 下取りサービスが付属していて、不要になったPCを処分してくれるという。期限が購入か…

ワラビ採り  自然の中でのソシアルディスタンス 

接触を8割減 接触を8割減 サクラの季節が早々と過ぎ去った。我が家ではワラビ採りの季節である。外出自粛の折であるが、車で出かけて、山中に駐車しての山菜取りなので、ソシアルディスタンスは十分でしょう。 ワラビ採りは、例年、連休の直前が好機。 今年…

二十四節気"清明" 「清浄明潔」の日々を願う

今月前半の4/4~4/19は二十四節気の「清明」。「清浄明潔」を略して「清明」とのこと。訳すれば"清らかで穢れなく明白で紛れのないこと"となる。Covid-19を受けて世情は混沌として「清明」の対極にあるように見える。 感染拡大の瀬戸際にあるという。そし…

2020.04.04.(土) 4月の花々は満開です&PC買い替えました  COVID-19(4)

感染拡大は増勢にあり収束は見通せない。世界的な経済的打撃はすでにリーマン越えとか。そんな中での今週の日経平均は、先週の2,800円余(+17%)の急上昇から、一転して1,580円(▼9%)の下落となった。彼岸底とはいかない雲行き。波乱の要因を内包したま…

2020.3.28.(土)  彼岸底 ?とヤマザクラ COVID-19(3)

日経平均株価は反発・急騰の一週間。株価は節分2/4頃の23,400円から、彼岸3/19の16,500円へと6,800円強(▼29%)の急降下。そこから一転、今週週末3/27の19,389円へと2,800円余(△17%)の急上昇。株価は節分天井・彼岸底の形になった。 感染症COVID-19の脅…

2020.3.21.(土曜日)節分天井・彼岸底? COVID-19(2)

株式市場は波乱のままに連休入りとなった。今日は彼岸の中日。格言に「節分天井・彼岸底」という。NK平均、NYDow共に「節分」の高値圏から「彼岸」の今日へ急降下。下落率は、NK平均が23,400円⇒16,550円へ30%(▼6,850円)、NYDowは29,000$⇒19,200$へ34%…

2020.3.13.(金曜日)記録的波乱の一日でした COVID-19(1)

1,000円、2,000ドルの乱高下にも驚かなくなった異常事態である。今日はMSQが輪をかけた前日比1,123円安の記録的な下落での安値更新となった。市場の鎮静・反転には、新型コロナウイルス感染者数のピークアウトが必須 とは市場関係者の言。株価は社会と経済を…

フキノトウ  春の香りを堪能しました

冬から春の境目の不安定な天気が続いている。昨日はアラレがぱらついたが、今日は一転しての晴天。そろそろ頃合いだろうと妻を誘ってフキノトウ探しに出かけた。目的地は京都・兵庫府県境の多紀連山の麓。いつもの山菜採りフィールドだ。 峠越えの国道173号…

卑弥呼の都への水行陸行 続編(10) 芥川賞作家の邪馬台国論

このブログの記事『卑弥呼の都への水行陸行(1)~(9)』を読んだ知人が、"芥川賞作家の高城修三さんにこんな著書があるよ"と「大和は邪馬台国である」(1998 高城修三著 東方出版)という本を送ってくれた。 芥川賞作家の邪馬台国論といえば松本清張の…