残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

年の瀬(1) 年賀状

年の瀬の瀬とは川の瀬のことで、流れの激しいところの意。ツケ払いが習慣だった江戸の庶民には、年末の借金返済は一大イベントで、人々は命がけ?で「ツケの支払い」に奔走したという。その様を川の早瀬を渡る難儀になぞらえたことに由来するという。おおむね12月の半ば頃から31日までが年の瀬ということになる。

年賀状の受付が今日から始まるとテレビが言っている。年の瀬の難儀と言えば、年賀状の準備。小生には年の瀬一番のイベントである。元旦配達には25日という投函期限もある。年賀状の受付開始は年の瀬のスタートの号砲なのだ。

文面デザインに一苦労。はがきソフトを使ったこともあるが、今はWord(Microsoft)の “差し込み文書”を使っている。標準のアプリだが、便利で簡単!文面も宛名もこれで十分です。文面作成時に戸惑ったのは、上書きモードと挿入モードの使い分け、これに注意すれば大丈夫でしょう。

一度文面を作れば、年号や干支がらみのイラストなどを修正するだけで、毎年に使い回しができる。手抜きで申し訳ないが、その分、かえって、書き添える一筆に時間をかけるようになった。気持ちのこもった一筆にしたいものだ・・。

f:id:afterglow0315:20191216165210p:plain

 

因みに我が家の年賀状は;

レイアウトは横書きで中央部に一番大事な手書きのための空白スペース。

その空白スペースを囲んで;

上部に年始の挨拶。

下部に住所欄。

左側に干支がらみのイラスト。そして、右側にブログの案内。今のところこんなスタイルに落ち着いている。

年賀状じまいが話題になっている。終活であるという。時折その旨の挨拶状を受け取るようにもなった。世の中や人との繋がりは、否応なしに薄れていくし、如何に抵抗しようとも何時かは消え去る。自ら区切りをつけることもなかろうと今は思う。人それぞれに自然の摂理を受け入れることになる。

元旦配達には25日投函が締め切りという。一筆入魂!の生存証明が元旦に間に合って届くように準備を進めよう。

12月のアイビー 水植えして1か月目です

アイビーを水植えしてから1か月になった。季節はすっかり秋から冬へ。今年の季節の進行は何か不安定だ。暖かい日が続いたと思うと急に寒くなったりする。アイビーはしっかり根付いてくれるだろうか心配になる。

f:id:afterglow0315:20191211161623p:plain

 

2本の枝のうちの1本には元気そうな白い根が伸びている。

もう一本のほうはその様子がない。

それぞれに個性があるのだろうか。

揃って上手に育ってほしいものだが・・。

 

Google Chromeをインストールして起ったこと いろいろ勉強になった

 Google Chromeをインストールしたところ予期せぬことが起こった。PC素人には大変だったが、何とか対処できたという顛末記です。大いに勉強になりました。

 

 1.Google Chromeをインストールしたわけ;

ポータルサイトのシェアはGoogle Chrome が優勢であるとの記事をよく目にする。それが何を意味するのかはよく理解できないのだが、長年Yahooを愛用してきたものとしては気になるところです。

一方、Yahooでは、近年、Googleの検索技術を使っており、検索では両者に優劣はないとの解説もある。検索が主な使い道なので自分には関係なさそうでもある。

Google Chromeの必要性は感じないものの、将来の主流だ云々との強力な世論?PR?もあって、興味半分で一度は試しにとの軽い気持ちでGoogle Chromeをインストールした。トラブルが起こらないといいがという気持ちも半分あったが・・。

 

2.Google Chromeをインストールして起こったこと;

興味半分の軽い気持ちは大間違い。以下の重大事が発生した!

・メールのログインがクリアされてメールパスワードを要求された

・自分のブログのアドレスバーに「保護されていない通信」の表示がでるようになった。

メールパスワードの設定は遥か昔のこと、メモが見つからず、メールが不通になってしまった!また、自分のブログが「保護」されていないとはどういうこと?何が起こったのかサッパリ分からずで、しばらくは大パニック!になってしまった。

 

3.色々と調べて勉強して分かったこと;

何とかメールのパスワードの控えが見つかってメール復旧で一安心。ようやく落ち着いて色々と調べて勉強。起こっていることが少しづつ分かって、素人なりの対処ができました。コンピュータとソフトウエアの根本が分かっていないことを痛感です;

Google Chromeは、Yahooのようなポータルサイトではなく、ブラウザーという一段高位階層?のソフトであるらしく、Microsoftインターネットエクスプローラーの仲間であることを理解した。  

Google Chromeをインストールした結果、Google Chromeが"既定のブラウザーに設定されたことが分かりました。"既定のブラウザー"とはウエブページを開くとき、優先的に起動するように設定されているブラウザーのことで、このためウエブページが全てGoogle Chromeで開かれるようになります。

・これまで「インターネットエクスプローラー」で開かれていた"メールソフト"が「Google Chrome」で開かれた結果、パスワードが引き継がれず、新たに要求されたものと思われる。

・Win10では、「スタート」-「設定」-「アプリ」-「既定のアプリ」ー「webブラウザー/クリック」ー「アプリを選ぶ」で"既定のブラウザー"を設定できることが分かった。ブラウザーインターネットエクスプローラーに戻すことができます。

 

4.各ブラウザーには 、固有の作動性能があるので注意が必要なことが分かった。アドレスバーに「保護されていない通信」の表示がされるのもその例です;

Googleでは、通信の安全性確保の観点から、SSL(暗号化通信)の導入に力を入れているとのこと。SSLが導入されていないホームページを、Googleで開くと、「保護されていない通信」の警告がアドレスバーに表示されるようになっている。

SSL化されているページのアドレスは”https://”、されていないものは”http://”です。

はてなブログは、現在はSSL配信されているのでこのような警告は出ません。アドレスも”https”です。ただし、SSL化されたのは2018年2月22日以降なので、それ以前に開設されたブログは”http”のままです。”https”への移行が望ましいでしょう。このブログの開設は2017年8月。それで今回移行しました。「詳細設定」から簡単にできます。

 ・ネット証券などの利用では"推奨環境"として「ブラウザーの種類」を指定する場合があります。注意・確認が必要です。ネットバンキングやサイバーモールなど利用しないので分かりませんが同様に注意がいるのでしょう。

 

以上Google Chromeをインストールして起ったことについて、いろいろ勉強になったことなどです。

紅葉の平等院を訪ねました 京都宇治で同級会です

いつもは日帰りの同級会が今回は泊りがけになった。宇治川河畔の趣のある古びた宿の1泊2日である。著名な実業家のかつての別邸とのこと。建物は、昔のままの様子で、手が入っていない分、今や民宿風といった佇まいである。

傍らを流れる宇治川に水鳥の群れが浮かんでいる。京都南郊の宇治は、古の平安貴族が別荘が営んだという景勝の地。「源氏物語」の「宇治十帖」の舞台。今風には源氏物語の"聖地"である。

f:id:afterglow0315:20191128134952p:plain

関西在住の同級生の会である。7名が参加。いつものメンバーから3名少ない。欠席の理由は旅行・仕事・家族の事情。それぞれ忙しくしている。学部入学の23歳から80歳の今日まで57年の付き合いになる。お互いの生き様のことはよく分かっている。

従って話題はいつも代わり映えはしない。健康維持とフレイル。互いの日常。仲間の消息。他愛のない時事問題等々。それぞれが作り上げた世界で生きている。今更何かを影響しあうこともないし、競い合うこともない。互いの思いを披歴しあう。旧交と息災を確かめ合って夜が更けた。

次の朝は宇治観光に出発。宿からは宇治の観光スポットの宇治上神社平等院が徒歩圏である。ちょうど紅葉の真っ盛りで大勢の人々が訪れている。

f:id:afterglow0315:20191128183417p:plain

最初は、宇治上神社。山門の美しい紅葉が迎えてくれた。

宇治上神社世界遺産古都京都の文化財』の構成資産17件の1つである。

創建は古く不詳。磐座信仰に起源があるとする説があるとのこと。

 

f:id:afterglow0315:20191128202155p:plain

宇治上神社の本殿です。拝殿とともに国宝に指定されている。

 年代測定の結果、本殿は平安後期1060年頃の造営で、現存する神社建築としては最古のものと判明したという。

1052年平等院が創建されると、その

鎮守社となったものと考えられています。深いつながりがあるのですね。

つぎは 平等院です。美しい紅葉の庭園が迎えてくれます。ここ平等院も、世界遺産古都京都の文化財』の1つです。

f:id:afterglow0315:20191128203455p:plain

平等院の始まりは、9世紀末、光源氏のモデルとされる左大臣源融がこの地に営んだ別荘が、時を経て、摂政藤原道長の別荘「宇治殿」になり、その没後、1052年に寺院に改められたことにあるという。

史実と物語が混然となって迫ってきます。

f:id:afterglow0315:20191128203314p:plain

 

国宝鳳凰堂が阿字池に優雅な姿を映しています。

創建の1052年は釈迦入滅2000年。正に末法元年。その優雅・端正な姿には、人々の極楽往生への願いが込められているといいます。

平安後期の京都は末法の世。来世の救済を求めて大規模寺院の建設ラッシュ。しかし、それらの伽藍堂塔は、兵火や災害で失われてしまい、残っているのは平等院鳳凰堂のみであるという。平安貴族文化の貴重な証人なのです。

昼前には参詣が終わって、平等院表参道を散策。参道には、宇治茶の名店・老舗や土産店、飲食店が並んでいて、大勢の人でにぎわっています。名物の宇治茶そばの店に入って、各々、ニシンそばとザルそばを注文、美味しく食事のあと解散となった。