残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

暑さが和らいで初夏の清々しさが戻ってきた  八十歳は傘の字に似ているので傘寿

還暦、古希、喜寿は、意識することなく通り過ぎた。80歳の傘寿はこれまでの区切りとは、少し、違うものがある。体力と意識が、急に年相応になってきたように思う。そんなことで、誕生日を越えるときも、何か意識するものがあった。

字が似ているからと、77歳は喜寿、80歳は傘寿、88歳は米寿、90歳は卒寿、99歳は百マイナス一の白寿とは、長寿を寿ぐにしては、おざなりなネーミングではある。しかし、覚えやすくて忘れない。やはり、これでいいのかも。

連休から続いた暑さが和らいで、初夏の清々しさが戻ってきた。庭に3羽の小鳥がやって来て、1羽が咥えたエサの青虫を取り合って、戯れている。頬から首回りあたりが白いのが特徴的である。検索すると「シジュウカラ」。多分間違いない。羽の色に少し褐色が残っている。巣立ったばかりの幼鳥たちだろう。飛び回る様子にもどこか幼さがある。

5月「小満」。あらゆる生命が満ち満ちて、陽の光を浴びて、万物がすくすくと成長する季節という。幼鳥たちも無邪気に飛ぶ姿にそれを体現している。この季節に生を受けた自分も、清々しいこの5月にあやかりたいものだ。