残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

研究開発

一富士二鷹三茄子 新春の正夢

年明け快晴の森町公園です。美しい青空に子供たちの凧が高く舞っています。穏やかな気持ちの良い年の始まりです。この一年が良い年であることを願う。 帰宅して実業団駅伝のテレビの続きを見る。レースは終盤の5区。今年は苦戦するかなと思いながら途中でWal…

吉野彰さんノーベル化学賞受賞!(2) 決定のシーン "Announcement of the Nobel Prize in Chemistry 2019"

吉野さんの受賞が決まって報道ラッシュ。同時期に同じような立場で、企業での研究開発に携わっていた者として、共感すること多く、また、我がことのように嬉しい。幾星霜の末の栄光。受賞決定の印象的なシーンです。 2019.9.6.(水)18:45 旭化成(株)が用…

吉野彰さんノーベル化学賞受賞! 受賞ラッシュで絶好調は継続中!

快挙に喝采!待ち望まれた吉野さんの受賞がとうとう実現。嬉しい限りです。「モノ作りの探索研究」からのホームラン。企業内研究のあり方のお手本です。 "リチウムイオン電池"の受賞は分かりやすくて文句なし。更には、全固体リチウムイオン電池への進化が…

ノーベル賞の季節がやってきた 受賞者続出中!絶好調の日本のゆくえは?

今年のノーベル賞の受賞者の発表が来週に迫った。関心の高い自然科学3賞は、7日に生理学医学賞、8日に物理学賞、9日に化学賞が発表される。この時期、受賞者の予想など色々と騒がしい。2年連続の日本人の受賞はあるのだろうか。 近年の論調には、この先…

Blog記事の更新が滞るとアクセス数に影響する? 昔の話しをすることになった(完)

46年も前の昔に関わった仕事が、ここ10年で急成長、高収益の大型ビジネスに育ったという。そんなことで、昔の研究開発のことや事業化のいきさつ、開発ネタや苦労話などを聞かせてほしいという。後輩からの依頼である。その間dramaticなできごとには事欠かな…

節気は清明から穀雨へ  昔の話しをすることになった(3)

「桜だより」は本日で終了しますと朝刊が知らせている。春の盛りを教えてきた桜色の見出しの小さい記事が、今日は春の終わりを告げている。節気は清明から穀雨へ。初夏の入り口を迎えている。 窓を開け放したままでも大丈夫な気持ちの良い朝だ。入れ替わって…

慌ただしく桜の季節が過ぎていく  昔の話しをすることになった(2)

昔の話の準備を始めたが忘れていることが多い。色んなことは思い出すが、いつのことか、前後の関係はどうだったのか。時系列が怪しい。それで記憶をなんとか辿りながら、経過を図表にしてみた。 始まりの頃のこと、途中経過、そして現在に繋がること。その時…

昔の話をすることになった (1)発端 

会社の後輩から突然Mailがあった。昔の仕事の話をして欲しいという。45年も前のことである。話をするのは大の苦手である。今更無理と断りたいが、断れない訳もある。仕方がないので、"喜んでOK"と返事した。 散々失敗もしたが、教訓も得た。教訓は「準備…

「Google誕生」を読み終えた  "最強の検索エンジン"と"巨大企業Google"と"ネット検索基礎知識"の話し

「Google誕生」をようやく読み終えた。スタンフォード大学で出会った同級生、L.ページとS.プリンが、検索エンジン"Google"を生み出し、その技術を足掛かりに、巨大企業「Google」Inc.を育て上げるまでの物語です。500頁の大著ですが、同時代的に進行した…

研究開発が成功するためには?・・産業革新投資機構が経産省と衝突!の報道で思ったこと

新聞の報道; “産業革新投資機構JICの社長が怒りの記者会見”-“民間出身の役員9名が辞任の意向”-“再出発から僅か3か月で空中分解!”―等々のニュースが派手に躍っている。JICが申請した役員の報酬体系を所管する経産省が承認しなかったことに対して、JICの…