残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

3月のポトス 水植えのポトスが元気に冬を越えた

3月のポトスの様子です。小さい苗を水植えにしたのが2017年の9月。1年6か月になる。部屋に射し込む夕日が当たって光っています。大きく育ってからは初めての冬越えだったが元気な様子です。

f:id:afterglow0315:20190305182004p:plain

熱帯原産のポトスですが、屋内であれば大丈夫そうです。

冬の落葉があるのかと、気をつけて観察していたが、

昨年末に、苗のときから付いていた一番大きな葉が一枚と、一回り小さいもう一枚の葉が、黄色くなって落ちただけだった。

 落葉という時期はなさそうだ。葉の寿命も1年以上で長い。

夏場に比べると、緑が薄れて、レモンイエローが鮮やかになっている。

 葉やツルは、しっかりしていて、張りもあるので、衰えているわけではなさそうだ。

鉢植えでは、根詰まりや乾燥など、色々トラブルを聞くが、水植えでは、手入れは、時折、根をキレイに洗い流してやる くらいで、成り行き任せにしかできない。

f:id:afterglow0315:20190305183102p:plain

 

ポトスの水植え栽培は、情報がほとんどないので、何がいいのか分からない。順調なので良しとしよう。

今日は啓蟄。気温が高くてポカポカ陽気。

それで水浴びをさせた。ポトスもびっくりして目を覚ますかな?

 

 

雨水の末候 2月最後のWalking  樹木ウオッチング(5)「ケヤキ」と「エノキ」を見分ける

2019.2.28. 2月最後の日。終日の雨です。

2月の終わりの日は、雨の中のWalkingになった。朝刊が気になるニュースを大きく報じている。スッキリしない気持ちの中で出発。雨は本降りになって、折り畳みの小さい傘

f:id:afterglow0315:20190301161316p:plain

では、ウインドブレーカーも長ズボンもすっかり濡れてしまった。

”雨水”末候の今の時期の雨は、一雨ごとに春を呼んで、草木萌動 (そうもくめばえいずる)を誘うのだという。

今朝の雨は、そのイメージとは裏腹に、強く降って本格的だ。

水たまりを作って跳ねている。季節の歩みが早いことを感じさせる。

 

2019.3.1 3月最初の日。雨が止んで曇り空になりました。

道路脇の斜面に自生するアセビが、白い花が満開の房を垂らしている。塀越しの紅梅白梅のペアは揃って満開を迎えている。自然はいつも気持ちを明るくしてくれる。

f:id:afterglow0315:20190301165011p:plain

落葉広葉樹「エノキ」と「ケヤキ」を見分ける;

細い枝先についた小さい丸い実が、歩道の上に散らばっている。「エノキ」が落としたものです。道路沿いに植えられているその木の名前が、以前から気になっていた。「ケヤキ」に似ているが少し違う。葉を調べるのが一番なので、新緑を待つしかないと思っていた。

f:id:afterglow0315:20190301185129p:plain

ところが、"実"を見つければ、簡単に見分けられることが判り、それで、その木が「エノキ」と判明した。

 「ケヤキ」の実は、"痩果"と呼ばれるタイプで、乾燥した果実状のもので、葉の付け根に小さい実がついて、落葉と一緒に飛ばされて生育地を広げる。対して、「エノキ」の実は"核果"と呼ばれるタイプで、通常の果実状で、鳥が食べて運ぶ。小さい実が細い枝先に実って、葉が散った後も、遅くまで残って、最後は、枯れ枝と一緒に落果する。それで「エノキ」の下には、丸い小さい実が見つかるという訳だ。

樹形にも違いがある。「エノキ」は枝が横に張り、夏に木陰を作るので"榎”。「ケヤキ」は箒状に上に伸びて、挙手をした姿なので"欅"

f:id:afterglow0315:20190309214030p:plain

「名は体を表す」で分かりやすいです。冬は落葉しているので、その樹形がよく見えます。

ケヤキ」と「エノキ」は間違えやすい樹種とされていますが、落葉した今の時期であれば、樹形を観察すれば、容易に区別がつきます。新緑になれば、更に、葉の形などをしっかり調べてみましょう。

みうらじゅん著「マイ仏教」感想 「じぶん念仏」と「幸せな走馬燈」作りは如何ですか?

先日、"みうらじゅん最後の講義"というNHK BSのドキュメンタリー番組を見ました。たまたまの視聴だったのですが、思いがけず素晴らしい内容で、ラッキーでした。それで氏の著書「マイ仏教」を読むことにした。

番組"最後の講義"は、各界の著名人が"最後に言い残したいこと"をテーマに、いわば"最終講義として"蘊蓄を傾けるという番組です。不定期の放送なので、たまたまの視聴になることが多いです。

出演者の「みうらじゅん」さんは、名前は知っていたが、どんな人かは全く知らなかったので、それだけに話の内容は、印象的なものでした。以下講義の概要です;

「最後の講義」は各界の権威が英智の全てを注ぐ特別授業。今回登壇は「マイブーム」「ゆるキャラ」の生みの親、みうらじゅんさん。“サブカル界の帝王”。既存の枠を超えた活躍の真相。還暦のみうらさんが構想1年、満を持して語る“みうら流幸せのあり方”。明かされる“みうらじゅん”誕生の秘密、「自分なくし」「人間は死ぬんだって」「仏道」そして「走馬灯」。爆笑の中に驚きと感動が!みうらさんが目指す“人生の最後”とは?(NHK BSのドキュメンタリー”最後の講義”HPより)

少し補足すると、子供の頃の「マイブーム」”仏像マニア”から始まって、現在に至る、みうらさんの自分史が語られます。個性的でありたいという願いや、仏教に教えられた生き方、何ごとにおいても自分らしさを追求する姿が伝わってきました。

「知ってます?気がついてます?人は死ぬんだってよ」 との問いかけから始まって、「空(くう)とはなに?」、「自分探しではなくて⇒”じぶんなくし”」のすすめ、「個性的であるとは?・・」等々、そして最後は、幸せな死に方の処方箋として「”走馬燈”論」が披露されます。ユニーク、且つ、深い、仏教の教えに対する理解と実践。それらが、自らが「マイ仏教」と名付ける、みうらさんの仏教論と受け取りました。

みうらさんの仏教は、根本は浄土宗(と勝手に判断? ご本人は述べられていません)。北陸の浄土真宗の風土の中で育った私には、親和性の高い講義でした。

f:id:afterglow0315:20190223204145p:plain

みうらさんに「マイ仏教」という著書があることを知って読むことにしました。

仏教感が、単刀直入に、独創的な理解が、自らの言葉で語られるだろうと考えたからです。

この歳になって、考えが違う本、まだるこっしい本、中身が消化できない本は読みたくないです。

自分を肯定してくれる本、納得できる本、好奇心を満たしてくれる本、そんな本に出合えれば、人は幸せになれるでしょう。「マイ仏教」はそんな本でした。

"仏教の教えが、常に考え方の基本にあった。人生で大切なことは全て仏教が教えてくれた"と語る著者が到達した境地が「マイ仏教」。仏教に対する独自の理解や実践が、分かりやすく、実用的に語られています。それだけでなく、仏教の基本的な教義が、簡潔に、わかりやすく収められています。仏教の超訳入門書でもあります。

「マイ仏教」には、悟り?あるいは教義?ともいうべき、生きる上での様々な、心のあり方が提唱されています。その中から特に印象深い二つを紹介します。

一つは「じぶんだけの念仏」を持つことのすすめです。著者の自分念仏は「そこがいいんじゃない!」だそうです。「南無阿弥陀無仏」と唱えるのと同じで、困難や苦痛に遭遇した時に「そこがいいんじゃない!」と唱える。すると、事態を受け容れ、それを乗り越える不思議なパワーが与えられるそうです。効き目がありそうですね。自分だけの念仏を探してみたら如何でしょう。

もう一つは、テレビの講義でとても印象深かった「走馬燈」のことです。死に際に見るという、自らの人生の様々な情景が脳裏に現れては過ぎ去っていく「走馬灯」。「幸せな死」を迎える秘訣は、美しい 幸せな「走馬灯」を見ることではないか、そのための不断の心構えが大切ではないか、との話です。「走馬灯」の窓枠にはめ込むための、美しいショット、幸せなショットを、日ごろから準備したら如何でしょうか?幸せな死が迎えられるでしょう。

今度はひばりの初鳴きです  こちらは例年よりも26日も早い初鳴きです

今日の朝方は曇り空に冷え込みです。先日初鳴きを聞かせてくれたウグイスたちも鳴りを潜めています。その中をWalkingにでかけた。

いつもの公園にさしかかると、急に晴れ上がって、穏やかな青空が広がった。途端に、ひばり達が舞い上がって、広場の上空のあちこちでホバリングしながら、元気にさえずりだした。今年のひばりの初鳴きです。ところが、折り返して帰る頃には、北風が急に強く吹きだして、ひばり達もすっかり静かになってしまった。暖冬ではあるのだが天候は一向に安定しない。鳥たちも戸惑っているだろう。

帰って調べてみると、京都気象台のひばりの初鳴き日の平年値は3月21日で、当地の今年の2月23日は、26日も早いことが分かった。先日のウグイスは10日早い初鳴きだったが、ひばりの方は更に早い。今年の初鳴き日は異常値なのだろうか?

京都気象台の記録では、過去5年ひばりの初鳴きは、3月17日から3月29日の間に観測されており、今回の2月23日は、ここ5年の観測からは大きく外れて早い。また、過去65年間(1953~)のデータでは、最早値は1988年の2月15日で、今年の2月23日はこれに次いで過去2番目に早く、しかも2月に初鳴きが記録されたのはこの2回だけであることが分かった。異常に早い!? 但し、あくまでも、京都市での観測値との比較の話ということになる。当地のすひばり達は何を感じているのだろう?

 

afterglow0315.hatenadiary.jp