残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

我が家の12月24日 寒蘭が開花して思いがけないX'masプレゼントになった

今朝から一日いい陽気だったが、夕方になって急に冷え込んできた。「寒さが来るそうだから寒蘭はそろそろ入れようか」と声を掛けたら、「丁度開花したよ」との返事。
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今朝見たときは開いていなかったので昼のうちに開花したらしい。

 開花はいつもは年明けになるので、まだまだと思っていたのだ。

今年は丁度クリスマスイブの午後のタイミングでの開花。

思いがけないクリスマスプレゼントである。

暖かい日が続いたせいだろう。

 

寒蘭の開花は不安定。いつの年も開花は特別に嬉しいことだなのだ。

 

淡い色の紅花が美しい。f:id:afterglow0315:20181224201847p:plain

 

 年明けには二輪が咲き揃って優美な姿を見せてくれるだろう。

 

 

 花は1ケ月くらいは咲き続けて楽しませてくれる。

 

 


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こちらは我が家のクリスマスケーキ

 

 

 


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こちらは二日遅れの柚子湯

暖かい冬至。

穏やかな冬至の朝だ。曇り空でスッキリしないが気温が高くて寒さがない。そのせいか我が家の年末準備もはかどっている。年賀状の準備は文面・宛名の印刷が早々と完了。いつもは、さっさと書き添える一言だが、今年は少しはゆっくりできる。

玄関の干支の置物f:id:afterglow0315:20181222134948p:plain

の飾りも戊戌から己亥へと交代だ。

来年の干支は (音読:つちのとい 訓読:キガイ)。

そして5月には新元号が始まる。

どんな年になるのだろう。

来年の干支の 己亥 を調べてみると;序列を表す十干(=甲・乙・丙・丁・戊・・庚・辛・壬・癸=コウ・オツ・ヘイ・テイ・ボ・キ・コウ・シン・ジン・キ)の6番目。

十干は陰陽五行説によって、木(=甲・乙)・火(=丙・丁)・土(=戊・)・金(=庚・辛)・水(=壬・癸)に5分割され、更にそれぞれを、陽(兄=え)と陰(弟=と)に分けており、己は「土の弟=つちのと」ということになる。

順序を表す十二支(=子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の12番目「い/ガイ」。

ということで、十干と十二支を組み合わせた干支(えと)によれば、2019年はこの「己亥」に当たるということです。

十干と十二支は、元々は、序列や順番を表す単なる記号だったのが、後世になって、占いや縁起担ぎに結び付けられるようになったとのこと。なので占いや縁起担ぎは都合のいいように取れば良いでしょう。いずれにしても平穏な時代を願いたいものです。

 

二十四節気大雪に寒さがやってきた! 樹木ウオッチング(2)クスノキ

二十四節気大雪。ようやくこの時期らしい寒さがやってきた。Walkingには、耳当て、ネックウオーマー、手袋。防寒具の出番になる。

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 愛用品は100均ショップの簡単グッズだが、とても便利で役に立つ。

もとは冬場のゴルフ用だったが、今はWalking専用になっている。

これさえあれば寒さ知らず。もっと寒くなればレッグウォーマーにも出番がくる。

 

 

 備えを万全にWalkingに出発。今日はカメラを持っての冬景色探訪とする。

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 Walkingのコースはすっかり冬模様。

街路樹たちは一枚残らず葉を落としている。

 

 

 

 

コースの途中の大型ショッピング施設の工事が進んでいる。9月に始まって4か月。敷地の整備が終ったところだ。f:id:afterglow0315:20181215161857p:plain

敷地は平らになって広々としている。

排水管の埋設、整地、周囲の車道や歩道の整備など。

出来てしまえば当たり前だが、大がかりだ。

日々の進み具合の無駄のない手際の良さに感心させられる。建物の工事は年明けからだろうか。
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公園の木々も葉を落として、すっかり寂しくなった。

常緑樹が少ないのだ。

その中で、公園の出口の橋のたもとに、形の良い常緑樹が目立っている。

まだまだ幼木だが、整った樹形が美しい。

名前が分からないので、家に帰って早速調べてみた。


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 樹木名はクスノキとすぐに判明;

樹形:常緑高木。

高さ20m以上。

葉:互生。5~10cm。卵~楕円。先は鋭くとがり、ふちは全縁。革質、両面無毛。表面は光沢があり、裏面は灰白色。基部から伸びる3行脈(主脈と左右の2本の支脈)。支脈の付け根にダニ部屋がある。

樹皮 :暗褐色、たてに割れ目。

冬芽:長卵形で先はとがり、鱗片は瓦を重ねた状態。赤みを帯びる。 

常緑樹であるが、葉の寿命は1年で、5~6月に落葉して、入れ替わるという。中国・台湾の暖地から日本へ進出した帰化植物。巨木・長寿木になる。幹周では全樹種を通じて日本最大の巨木(鹿児島県蒲生八幡神社大楠)や樹齢数千余年の大クス(徳島県東みよし町の特別天然記念物)があるという。

長生きしていつかは公園のシンボルツリーになるのだろうか。


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読書感想 "ホモ・デウス (上) (下)"Y.N.ハラリ著  世の中何か納得できないなあ--と感じている人に

世界的ベストセラー「サピエンス全史」の続編 "ホモ・デウス"を読んだ。「全史」の方は読んでいないが、続編だけでも、内容は人類の過去から始まって未来が語られているので大丈夫。ただ「全史」もそのうち読んでみようという気にはなった。

本書は、人類が辿ってきた歴史の本質を明らかにして、その帰結から人類の未来を予測するというものです。難しそうな内容ですが、語り口は平易で、とても明快でわかりやすい。今日までの人類の歴史についての認識と、世の中の理解についての新しい概念と視点を与えてくれます。そして、生命科学とAIの進歩の行き着く先が論じられます。

著者は、キリスト教など宗教的な背景のある人が、本書が主張する機械論的な世界観を受容できるように、意を払っているが、無宗教の私(=日本人)には無用な心配という感じ。個の人間の限界を悟るという意味でむしろ慰めと癒し、あるいは我々の自然信仰への拠りどころを与えてくれるようにも感じた。

著者によれば、生物あるいは人の本質は"アルゴリズム"であるという。即ち、脳内で働く電気信号とその経路と演算手順のみが人の本質であり認識を与える。このことは既に生命科学の研究成果として明らかになりつつあるという。他方、著者は、魂が実在するという一方の教義と格闘している。私には魂へのこだわりが理解できないが・・。

従って、人間が現実であると認識する世界は"アルゴリズム"そのものである。即ち、現実世界は電気信号が描く"虚構"である。"虚構"は"進化圧"の作用でさまざまの形に構築されてきた。"進化圧"の作用によって変化してきた"虚構のWeb"の変遷が人類の歴史の本質ということになる。

"虚構のWeb"とは社会システム、社会の規範、宗教、資本主義、自由主義など人類が集団として承認してきたすべてのことということになる。

アルゴリズム"は本質的には、生物としての限界を越えて進化することができる。高度な知能を備えた"アルゴリズム"が我々自身より我々のことを知るようになるかもしれない。その時、社会や政治や日常生活はどうなるのか?生き物は本当に"アルゴリズム"にすぎないのか?著者は、自身へのあるいは読者への、この二つの問いかけで本書を締めくくっている。

歴史認識についての新しい視点、脳科学の現実、広範な知的な刺激など、大いに楽しめる内容が満載です。世の中何か納得できないなあ--と感じている人に お勧めです。著者は、支配階級の人間が不老不死を獲得して超人へと進化すること、進化したアルゴリズムAIと超人との対決、更には、究極には全宇宙をAIが支配するなど、理解と想像を越えた壮大な歴史の展望を語っています。納得するかしないかは読者次第です。

筆者が語る物語は進化の必然なのでしょうか?進化をもたらす"進化圧"のエネルギーとは何なのか?そしてそのエネルギーには限界はないのだろうか?かくして"進化圧"は直接"虚構"に働きかけ、そして"虚構"は自身を認識する者がいなくなった世界で更に進化を続ける。

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