残照身辺雑記

日々の出来ごとや感じたことなどのあれこれを記録します。

落ちぎス  空振り釣行でことしが終わった

難波江の浜が好調とのことで妻を誘ってでかけた。シーズンの終わりの落ちギスは当たれば数も型も揃うので期待の釣行である。この浜は小石のジャリ浜なので砂で汚れるのが大嫌いな妻も付き合ってくれる。気持ちの良い天気だ。丁度潮時の昼前について早速始めたが一向に当たりはない。

駐車場の管理人と話をすると、先週の台風ですっかり様子が変わってしまった。それまではよく釣れていたとのこと。1000円の駐車料のせいか気の毒げな様子で、台風の波が駐車場の上まで打ち上げて大変だったなど色々と教えてくれる。

そう言われればまだ少し濁りも残っている。遠くにいた先客が戻ってきて全然反応ないですねと声をかけてきて帰り支度。我々も早々に引き上げた。

今週になると今度は栗田浜で落ちギスが好釣・・とのニュース。早速次の日に釣行と思ったが生憎の雨の予報。はるばる出かけるには問題なので取りやめにする。そうこうするうち12月になった。遅れていた今年の落ちギスのシーズンも終わりになる。

今年のキス釣りはことごとく空振りに終わってしまった。ニュースを追いかけている限りは後手後手になる。釣果は場所と時間のマッチング次第。来年は先手必勝になるようもう少し考えて釣果Upを目指そう。

天台山 639.7m 電波反射板を目指す 山歩きの記録(3)

天台山はどっしりと大きく構えて街を見下ろしている。頂上のすぐ下の右肩のあたりに白い電波反射板が小さく見えている。反射板はよく見かけるが実物はどんなものなのか興味深い。これまでの山とは違って高さも距離も高くて遠い。頂上の三角点と反射板を目指して気合を入れて出発。

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行程概要と所要時間

吉川峠から頂上の三角点を往復した。登りが2時間。下りが1時間30分。登山路には緊急通報ポイントの標識が立てられている。出発地の吉川峠が1番で山頂下が16番になっている。おおよその位置は地図に記入したとおりです。

途中大きな倒木や溝状に削れた場所などはあるが概ねしっかりした登山道が続いています。山頂付近は切り開かれた広場になっていて、道から少し外れた奥の方に通信施設棟があり、その裏手に入ったところが頂上で三角点がある。

電波反射板は直ぐには見つかりません。頂上から平らな尾根筋を少し右側に下ったところで発見。登山道からは外れていて、しかも木立に隠れているので、その気になって探さないと見つかりません。平らな反射板を鉄骨に取り付けた単純なものでした。しかし大きい!

無給電中継装置というらしく、電力不要・増幅なしで低コスト・低メンテで、マイクロ波無線通信の電波を反射して中継するのだそうです。比較的近距離(10km?前後)の見通しのきくところに、そして適切な入射角と反射角の先に、発信と受信の相手局があることになる。さてそれは何処なのか?これも何時か見つけてみたいものです。

全体に眺望はほとんど効かずひたすら歩くだけです。でも下山して町から振り返れば大きな山をあそこまで登ったという達成感が得られるでしょう。

行程図(国土地理院の電子地形図に行程とコメントを追記して掲載) f:id:afterglow0315:20171118214203p:plain

  

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出発点1「吉川峠」。三叉路を左へ。   緊急通報ポイント標識板。1「吉川峠」。
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青貝山への分岐点9。行程の中間点。     広場16奥の通信施設棟。裏手が山頂。
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天台山山頂の三角点。     マイクロ波の反射板施設。

 

セイタカアワダチソウの盛衰 資源を食い尽くすエイリアン?

道路の斜面全体がススキの銀色の穂に覆われ何処からかやってきて根付いたナンキンハゼの紅葉が始まっている。ニュータウン箕面森町に通じるこの道路は街開きと同時に開通した。もとは小高い丘が連なった市郡境界であったが、切り通しの道路が開削されて我が町と結ばれ、私のウオーキングコースになった。

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当初は法面には保護のためと思われる植栽がされていたが、それが定着する間もなく斜面はセイタカアワダチソウが埋め尽くしてしまった。ところがそれは長く続かず、数年もすると勢いは弱まって、今ではすっかりススキに入れ替わってしまった。こんなに早く植生が変わるものかと驚かされる。

愛犬のボーダーコリーのジョンがセイタカアワダチソウの若葉が大好物だったのと、一帯には鹿の家族⇩がよく見られることから連想して、シカが食べつくしたせいだと勝手に思っていた。事実僅かでも残っているのは鹿が入り込めない道路わきのフェンスとガードレールの隙間のような場所⇩に限られている。この仮説は当たっているかも!だけどちょっと待てよ?・・・と調べてみた。

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記事によれば、あれほど脅威と騒がれたセイタカアワダチソウの侵入であったが、最近は日本中ですっかり勢いが衰えて、収束に向かっているとのことらしい。そう言われれば派手な黄色い花の群生はあまり見なくなった気がする。

その退勢の理由とは、根を地中浮かく伸ばして、あるだけの栄養分を消費し尽くしてしまうのと、他の植物を排除するために分泌する物質が、ほかの植物がなくなってしまって、自己中毒作用を起こしているためらしいとある。外来植物であるが故に、日本の風土のなかでは再生のサイクルがうまく築けないのだろうか?資源を消費しつくしては星から星へと宇宙を旅するSFのなかのエイリアンを思わせる。他方、北アメリカでは日本からやってきたススキが侵略外来種として脅威になっているらしい。覇権をめぐる攻防と盛衰はどのようになっていくのだろうか?

国道423号と国道477号に挟まれた奥まった大阪北部の丘陵地に建設されたニュータウンは二つの国道と結ばれ、箕面トンネルが大阪市中心部に向けて開通し、更に、新名神高速道路インターチェンジが間もなく供用になる。様変わりに便利になった。自然に恵まれた中に新しい町並みが生まれている。街の変化も植生のそれに劣らず目覚ましい。隣接する私の住む町もその恩恵を受けることになった。

寒蘭が開花した

今年も無事に開花した。白い花弁が真直ぐに大きく開いて美しい。赤花の花芽も伸びてきている。こちらの方の開花は年が明けてからになる。花は1か月以上も咲き続ける。

f:id:afterglow0315:20171111143440p:plain 7年前に10鉢余りの寒蘭を引き継いだ。それまでも立派な花がついた鉢を持ち帰ることがあったがそのたびに枯らしてしまっていた。妻は育てる人のいなくなった父の残した鉢を育てると云う。

南国の立派な蘭小屋から大阪の雨風を防ぐだけの粗末な棚に移って育つものだろうか?株はどれも未だ十分に大きくはない。果たして花を見ることはあるのだろうか?難しそうなことだけが分かっている。

それでも夏には日よけの寒冷紗、冬には寒風を防ぐビニールシート。施肥と水やりは見よう見まね。とにかく枯らさないようにと、出来るだけのことをしながら、大切にと2年が過ぎた。

ところが3年目の秋になって急に花芽が伸びだした。しかも2鉢が同時に!花芽は葉芽とは違ってふっくらしている。ゆっくりゆっくり成長して次の年の1月になって先ず1輪咲きの白花が開花した。次いで3月になって5輪咲きの赤花が開花した。うれしい出来事だった。以来毎年開花してくれている。開花があるのは今のところ3鉢。先を楽しみにしよう。

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